兵庫維新の会所属の増山誠県議が、百条委員会の非公開音声データを立花孝志氏に提供した問題で、除名処分の方針が決まりました。5時間半に及ぶ異例の記者会見では、増山氏の言動に注目が集まり、ネット上では「増山ヤバい」というワードが拡散。今回の騒動の背景には、増山氏の長年にわたる問題行動があったことが明らかになっています。jp24h.comでは、関係者への取材をもとに、その真相に迫ります。
百条委音声データ提供問題、増山氏は何を語ったのか?
2月23日に行われた記者会見で、増山氏は非公開情報を漏洩したことを認めつつも、「県民に伝えるべき重要な情報だった」「立花氏がデマを流したとは思っていない」と主張しました。しかし、秘密会の内容を外部に漏らすというルール違反は明白です。メディア関係者によると、増山氏は反省の色を見せるどころか、自説をとうとうと述べるなど、自身の正当性を強調する姿勢が目立ったといいます。
alt="増山県議(左)らが謝罪会見の様子"
過去にも数々の問題行動、関係者から批判の声
増山氏の不可解な言動は今回が初めてではありません。西宮市長選に出馬した際には、泉房穂氏(当時明石市長)との対談内容を、オフレコという約束を反故にして選挙ビラに掲載したというエピソードも。西宮市議会関係者は、「この頃から増山氏の悪評が広まり始めた」と証言しています。
また、選挙広報にも問題点が指摘されています。過去の選挙広報には「韓国人の横暴は許さない」「ロシアの侵略を許すな」といった過激な表現を用いており、その場しのぎの思いつきで行動しているように見える、と維新会派の県議は語っています。
県議会での突飛な発言、共産党を「暴力集団」呼ばわり
さらに、約4年前の県議会では、共産党を「公安にマークされている暴力集団」と発言し、物議を醸したこともありました。この発言は議事録から削除されましたが、当時の状況を知る元維新県議は「委員会のテーマと全く関係のない発言で、非常に驚いた」と振り返ります。
alt="竹内英明・元県議のHP"
今回の音声データ提供問題は、増山氏の一連の問題行動の culmination と言えるでしょう。政治家としての資質が問われる事態となっており、今後の動向が注目されます。兵庫維新の会は増山氏を除名処分とする方針を固めており、今後の対応に注目が集まります。
増山氏の今後と兵庫維新の会の対応
すでに立花氏から次期参院選への出馬打診を受けているという増山氏。今後の政治活動、そして兵庫維新の会の対応に注目が集まっています。 jp24h.comでは、引き続きこの問題を追跡し、最新情報をお届けします。