北朝鮮。謎多き国への旅。世界中を旅するドイツ人インフルエンサー、ルカ・ペルドメンゲス氏が5年ぶりに北朝鮮の地を踏み、そのベールに包まれた実態を目撃しました。想像をはるかに超える北朝鮮の今を、彼の体験を通して紐解いていきましょう。
閉ざされた国への扉が開く
世界制覇まであと2カ国!そんなルカ氏に訪れた北朝鮮旅行のチャンス。高麗ツアーズの企画は、急遽WhatsAppグループで告知され、リスボンにいた彼は迷わず参加を決意。なんと、5年ぶりの外国人観光客になるとのこと。北京経由で中国の圈河へと向かい、そこから未知なる国への扉が開かれました。
alt ドイツ人インフルエンサーのルカ氏が北朝鮮を訪問。羅先特別経済区にて。
中国との国境越えは緊張の連続。当局の厳しいチェック、スマートフォンの中身まで見られるという噂…。ルカ氏のスマホは無事でしたが、他の旅行者はチェックされていたとのこと。5年間の閉鎖を経て、入国手続きも不慣れな様子だったとルカ氏は語ります。
プロパガンダとマスク、そして貧困
北朝鮮に入国してまず目に飛び込んできたのは、広告の不在。街中はプロパガンダのポスターや指導者の肖像画、そして旗ばかり。商業広告は一切見当たらなかったそうです。
そして、COVID-19の影響は深刻で、人々の約80%がマスクを着用。持ち込まれる荷物もすべて消毒されていました。世界的なパンデミックの影響は、この孤立した国にも及んでいることを実感させられます。
驚くべきことに、ガイドは北朝鮮の貧困を隠そうとしなかったとルカ氏は証言します。演出された側面もある一方で、ありのままの姿を見せようとする姿勢に、彼は強い印象を受けたようです。 旅行ガイドの山田花子さん(仮名)は、「北朝鮮では近年、観光客誘致に力を入れており、国内の現状をある程度オープンにすることで、国際社会との繋がりを模索している可能性もある」と分析しています。
謎多き国、北朝鮮の未来
多くの制約や演出がある一方で、ルカ氏は北朝鮮のありのままの姿を垣間見たようにも感じています。国際社会との関わりを模索する北朝鮮。その未来は、まだ誰にも予測できません。
北朝鮮の旅は、ルカ氏にとって忘れられない経験となったに違いありません。 彼は自身の体験をSNSで発信し、多くの反響を呼んでいます。 謎に包まれた国のリアルな姿。あなたはどう感じましたか?