外務省幹部は11日、南米チリで16、17日に予定されていたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議が中止になったことをめぐり、米国がチリに代わり自国開催を提案していることについて、支持する意向を米側に伝えたことを明らかにした。記者団に「代替的にやる国があれば支持する」と述べた。
代替での開催国を支持する考えはチリ側にも伝達したという。同幹部は「チリ、米国、(来年の開催国である)マレーシアの3カ国が現在調整している」と述べた。チリの首都サンティアゴで予定された首脳会議は、政情不安を理由に開催が中止となった。