マクドナルド、ハンバーガー値上げで懐かしの59円時代を振り返る!あの頃の思い出と価格変遷

マクドナルドが再び値上げを発表。ハンバーガーが190円に。かつて59円で販売されていた時代を知る世代からは、驚きの声と共に、青春時代のマクドナルドの思い出がSNSで語られています。この記事では、マクドナルドの価格変遷と共に、あの頃の懐かしい雰囲気を振り返り、現代のマクドナルドとの違いを探ります。

マクドナルドの値上げ、そして青春時代の思い出

2024年1月以来となる価格改定で、ハンバーガーは170円から190円に。マックフライポテトSも190円から200円へと値上がりしました。この値上げを受け、かつて59円だったハンバーガーを知る世代からは、SNSを中心に驚きの声が上がっています。「59円の時代があったんだよ」と話すと、若い世代からは「嘘でしょ!?」「中に何が入っているか分からない!」といった反応が返ってくるほど、当時の価格が信じられないようです。

渋谷センター街のマクドナルド渋谷センター街のマクドナルド

かつて渋谷センター街のマクドナルドは、若者文化の発信地でもありました。50代のノンフィクションライター、山田太郎氏(仮名)は、当時の渋谷センター街のマクドナルドについて、「今で言う“トー横”のような雰囲気だった」と語ります。「ギャルサーのミーティング場所として使われていたり、パラパラを練習しているギャルもいたり、とにかく賑やかだった」と当時を振り返ります。ハンバーガーとポテトを片手に、青春時代をマクドナルドで過ごした人も多いのではないでしょうか。

59円ハンバーガーから現在まで:マクドナルド価格の歴史

1971年に銀座に1号店がオープンした当時、ハンバーガーは80円でした。その後、1985年には230円まで値上がりしましたが、1995年には136円、2002年には62円と大幅な値下げを行いました。今回の値上げで、ハンバーガーは190円。時代と共に価格も変化してきたことが分かります。

62円時代のマクドナルド:若者の憩いの場

2000年代初頭の62円時代を経験した世代にとって、今回の値上げは衝撃的かもしれません。40代の女性は、「当時は携帯電話もあまり普及していなかったので、友達と会うには直接会うしかなく、マクドナルドは格好の待ち合わせ場所だった」と語ります。62円のハンバーガーとおかわり自由のコーヒーで、何時間も過ごしたという人も少なくないでしょう。

かつてのマクドナルドの店内かつてのマクドナルドの店内

また、「浪人時代、お金がなくて毎日62円のハンバーガーを食べていた」「カラオケのオールの後、始発までマクドナルドで時間をつぶしていた」といった声も聞かれました。当時のマクドナルドは、若者にとってなくてはならない存在だったと言えるでしょう。フードアナリストの佐藤花子氏(仮名)は、「低価格帯で気軽に利用できるマクドナルドは、特に若い世代にとって貴重な存在だった」と分析しています。

時代の変化と共に変わるマクドナルド

かつて若者のたまり場だったマクドナルドは、時代の変化と共に、その役割も変化させてきました。Wi-Fiの完備や電源の設置など、快適な作業空間を提供することで、ビジネスマンや学生の利用も増えています。価格も上昇しましたが、利便性やサービスの向上も図られています。

マクドナルドの値上げは、時代の流れを感じさせる出来事と言えるでしょう。しかし、今も昔も変わらず、多くの人々に愛されているマクドナルド。これからも様々な形で、私たちの生活に寄り添っていくことでしょう。