ソフトバンクグループが経営再建を支援する共有オフィス「ウィーワーク」の運営会社、米ウィーカンパニーが、新たな最高経営責任者(CEO)に米携帯電話3位のTモバイルUSのジョン・レジャーCEOを招くことを協議していることが11日、分かった。米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版が関係者の話として伝えた。
レジャー氏は積極的な営業戦略でTモバイルの契約者を増やし、同社とソフトバンク傘下で米携帯電話4位スプリントの合併計画を主導している。
ウィーは投資家から事業の収益性や企業統治に疑念を持たれ、上場を延期した。共同創業者アダム・ニューマンCEOは9月、CEOを辞任し、後任にアーティー・ミンソン最高財務責任者ら2人が共同CEOに就任。ソフトバンク幹部はウィーの将来の上場に向け、CEOを交代させようとしているという。(共同)