日本申請の海底地形名、55件承認 中国の申請は“沈静化”


 日本が周辺海域で命名した海底地形の公式名について、海上保安庁は12日、国際会議「海底地形名小委員会」(SCUFN、スカフン)に承認を申請していた56件のうち、55件が承認された明らかにした。

 海底地形名をめぐっては中国が、日本の排他的経済水域(EEZ)周辺や、日本が国連に大陸棚延長を申請する海域などで命名を活発化していたが、今回、そうした海域での地形名申請は1件もなかったという。

 海保によると、日本は硫黄島や南鳥島の周辺海域で歴史的な人物の名や、暦などにちなんだ56件の地形名を申請。技術的な問題で認められなかった1件をのぞき、すべて承認された。

 中国などが、他国が権利を主張する海域で地形名を申請するケースが相次いだことから、スカフンは、複数国が関心を示す海域での地形名申請は、事前協議を徹底するよう求めていた。



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