実写化で背筋が凍る!マンガ原作ドラマの衝撃シーン

漫画原作の実写ドラマ、期待と不安が入り混じる視聴体験ですよね。特にホラー要素が強い作品は、そのリアルな描写に思わず息を呑んでしまうことも。今回は、記憶に残る衝撃シーンが話題となったドラマを3作品ご紹介します。原作ファンの方も、そうでない方も、実写化ならではの恐怖を体感してみませんか?

皮剥ぎシーンが戦慄…『スモーキング』

2018年にテレビ東京とNetflixで放送された『スモーキング』。岩城宏士先生原作のこの作品は、4人の殺し屋集団「スモーキング」の活躍を描いたクライムサスペンスです。石橋凌さん、丸山智己さん、金子ノブアキさん、吉村界人さんといった実力派俳優陣の怪演も話題となりました。

中でも衝撃的だったのは、第1話から登場した「皮剥ぎ」シーン。殺害したヤクザの皮膚を剥ぎ、依頼者に見せるという彼らの流儀は、原作でも恐ろしい描写として知られていました。実写化では、メスで皮膚に切り込みを入れるシーンのアップや、皮を剥がされる際の苦悶の叫びなど、目を背けたくなるほどのリアルさで表現されていました。あまりにも生々しい描写に、放送当時多くの視聴者が震撼したという逸話も。

スモーキングの佐辺ジィ役を演じる石橋凌さんスモーキングの佐辺ジィ役を演じる石橋凌さん

インターホン越しに…『青野くんに触りたいから死にたい』

2022年にWOWOWで放送された『青野くんに触りたいから死にたい』は、椎名うみ先生原作のラブストーリー…と思いきや、本格的なホラー要素も含まれた異色の作品です。恋人である青野くんの幽霊と交際する女子高生・優里を高橋ひかるさんが、幽霊の青野くんを佐藤勝利さんが演じました。

幽霊との生活は、様々な怪奇現象を引き起こします。中でも第5話で描かれた、優里の友人・美桜の体験は、多くの視聴者にトラウマを植え付けました。インターホン越しに優里を名乗る人物が現れ、「入れてー入れてー」と舌足らずな声で訴えるシーンは、画面の向こう側の真っ黒な目、家中に響き渡る不気味な音と共に、鳥肌ものの恐怖を演出していました。

このシーンは原作でも恐怖シーンとして有名ですが、高橋ひかるさんの鬼気迫る演技によって、さらに恐ろしいものへと昇華されていました。「原作以上に怖い」「夜眠れなくなった」といった声がSNS上でも多数見られ、ホラー好きの間でも大きな話題となりました。

異質な存在感…『Iターン』

2019年に放送された『Iターン』は、福澤徹三先生原作のコメディドラマ。ムロツヨシさん演じる主人公・狛江光雄が、サラリーマンとヤクザの二重生活を送る様子を描いています。ムロツヨシさんのコミカルな演技が光る作品ですが、田中圭さん演じる竜崎組組長・竜崎剣司の存在感は、異彩を放っていました。

古田新太さん演じる岩切組組長とは対照的に、現実のヤクザを彷彿とさせる竜崎の言動は、視聴者に強烈な印象を与えました。特に第1話で狛江を脅迫するシーンは、「眼光が本物すぎる」「怖すぎて笑えない」と話題に。コメディドラマでありながら、田中圭さんの迫真の演技が、ある種の恐怖体験を生み出していたと言えるでしょう。

まとめ

今回ご紹介した3作品は、それぞれ異なるタイプの恐怖描写で視聴者を魅了しました。漫画原作の実写化ドラマは、原作の世界観をどのように表現するかが大きなポイントとなります。これらの作品は、俳優陣の熱演と演出によって、原作の恐怖をさらに増幅させ、視聴者に忘れられない衝撃を与えたと言えるでしょう。ぜひ、それぞれの作品で描かれる恐怖を体感してみてください。