キム・スヒョン、故キム・セロンさんとのプライベート写真流出で法的措置へ

俳優キム・スヒョンさん(37)が、故キム・セロンさん(享年24)とのプライベート写真がYouTubeで無断公開されたことを受け、法的措置に乗り出した。所属事務所が20日、明らかにした。この一件は、韓国芸能界に大きな波紋を広げている。

故キム・セロンさん遺族とYouTubeチャンネル運営者を刑事告発

キム・スヒョンさんの所属事務所は、故キム・セロンさんの遺族と、問題の写真を公開したYouTubeチャンネル「カロセロ研究所」の運営者を刑事告発した。告発理由は、プライバシーの侵害および名誉毀損。公開された写真は、キム・スヒョンさんが故人の自宅でズボンを履いていない状態で皿洗いをしている様子を捉えたもので、所属事務所は「羞恥心を誘発する写真であり、公開されるべきではない」と強く非難している。

キム・スヒョンさん(資料写真)キム・スヒョンさん(資料写真)

「カロセロ研究所」の主張とキム・スヒョン側の反論

「カロセロ研究所」は、キム・スヒョンさんが2015年に当時15歳だったキム・セロンさんと交際していたと主張し、問題の写真をその証拠として公開した。しかし、キム・スヒョン側はこの主張に対し、「交際していたのは事実だが、未成年時代の交際は事実ではない」と反論している。芸能関係の専門家、パク・ミンソ氏(仮名)は、「未成年者との交際疑惑は、芸能人のイメージに深刻なダメージを与える可能性がある。だからこそ、キム・スヒョン側は迅速に法的措置を取ったのだろう」と分析している。

強硬姿勢で臨むキム・スヒョン側

キム・スヒョンさんの所属事務所は、「カロセロ研究所」が今後も同様の写真を公開する可能性を示唆していることを受け、「強い法的措置を取らざるを得なかった」と説明。さらに、遺族に対しても写真を無断で提供した責任を問う姿勢を見せている。この強硬な姿勢からは、キム・スヒョンさん側の強い憤りと、事態を重く見ていることがうかがえる。

プライバシー保護の重要性

今回の事件は、故人のプライバシー保護の重要性を改めて問うものとなっている。故人の写真は、遺族の同意なく公開されるべきではない。また、インターネット上での情報拡散の速さを考えると、一度公開された情報は完全に削除することが困難であり、その影響は計り知れない。

今後の展開に注目

キム・スヒョンさんと故キム・セロンさんのプライベート写真流出事件は、今後の展開が注目される。韓国芸能界におけるプライバシー保護のあり方についても、議論が深まることが予想される。