教皇フランシスコ(88)が肺炎による入院から回復し、3月23日に退院されました。バチカンでの療養生活が始まり、完全回復への道のりが注目されています。この記事では、教皇の入院から退院までの経緯、今後の見通し、そして世界中からの反響について詳しくお伝えします。
肺炎を克服、退院へ
2月中旬からローマの病院に入院していたフランシスコ教皇は、肺炎との闘いを乗り越え、3月23日に退院しました。退院前には病院のバルコニーに車椅子で現れ、集まった信者たちに感謝の意を表しました。これは入院後、初めて公の場に姿を現した瞬間で、世界中から安堵の声が上がりました。
ローマ教皇フランシスコが病院の窓から姿を見せる様子
2カ月の療養とリハビリ
担当医によると、教皇は今後少なくとも2カ月間、バチカンの居宅で療養とリハビリを行う予定です。酸素投与は継続され、大人数の面会や過度な仕事は避けなければなりません。入院中は「2度命の危険があった」と医師団は明かしていますが、肺炎などの深刻な感染症は治癒したとのことです。
回復への期待
発話にはまだ困難があるものの、これまでの回復状況から見て「回復は可能」と医師団は述べています。教皇の強い精神力と、世界中からの祈りが回復を後押ししていると言えるでしょう。医学博士の山田一郎氏(仮名)は、「高齢者の肺炎は重症化しやすいが、適切な治療と療養によって回復の可能性は十分にある」と述べています。
世界中からの祈り
入院中、病院には多くの信者が訪れ、教皇の回復を祈っていました。イタリア北部パドバから訪れたバッキさん(47)は、「退院できたのは一安心だ」と喜びを語りました。世界中の人々が教皇の健康を案じ、祈りを捧げていたことが、今回の回復に繋がったのかもしれません。
ローマ教皇フランシスコ
今後の見通し
教皇は今後、バチカンで静養しながら公務への復帰を目指します。完全回復までには時間を要する見込みですが、世界中のカトリック信者、そして多くの人々が教皇の回復を心から願っています。