国民民主党の森裕子参院議員は13日、国家戦略特区ワーキンググループ(WG)座長代理の住所が記載された資料を誤って参院農林水産委員会に提出し、自身のホームページ(HP)で公開していたと明らかにした。国会内で記者団に「個人の住所という認識がなかった」と釈明した。
森氏は7日に農水委で質問する際、参考資料を提出し、質問後にHPで公開した。その中にWGの原英史座長代理が代表理事を務める法人の登記資料があり、自宅住所が記されていた。8日に原氏側に指摘され、住所を黒塗りにして再掲した。
これに関し、日本維新の会の馬場伸幸幹事長は13日の記者会見で「個人情報にうるさい政党に所属している森氏が、私人の住所をオープンにしたまま使用しようとしていた」と述べ、「看過できるものではない」と批判した。