高速道路を運転中、バス停を見かけることがありますよね。階段で一般道と繋がっていて、バスの乗降に便利なこのバス停。ふと「ここで友達と待ち合わせれば高速料金が浮くかも…?」なんて考えたことはありませんか? しかし、それは絶対にNG。思わぬ落とし穴が潜んでいるんです。この記事では、高速道路のバス停を一般車両が使用した場合の問題点、そして意外と知らない高速道路での違法行為についても詳しく解説します。
バス停での待ち合わせは違法行為! 罰金だけでなく危険も伴う
高速道路上のバス停は、バスの乗客が安全に乗り降りするための専用施設。一般車両の利用は認められていません。道路交通法第75条の8では、高速道路上での駐停車は指定場所以外禁止と明確に定められています。バスがバス停に停車できるのは、乗客の乗降や運行時間調整のためという「例外規定」があるから。パーキングエリア(PA)やサービスエリア(SA)も同様に、駐車用に区画された場所として例外的に認められています。
高速道路のバス停
一般車両がバス停に駐停車すると、駐停車禁止違反となり、2点の反則点数と1万2000円の反則金(普通車の場合)が科せられます。 さらに、バスの運行を妨害したり、事故を誘発する危険性も。NEXCO中日本も公式サイトで「一般の方の私的な使用は法律違反であり、路線バスの運行を阻害する恐れがあるため、絶対にやめてください」と注意喚起しています。 バス停に進入するだけでも通行禁止違反となり、2点の反則点数と7000円の反則金(普通車の場合)が科せられます。
知らずに違反? 高速道路での意外なNG行為
高速道路での運転は、一般道とは異なるルールやマナーがあります。例えば、追い越し車線を走り続けるのも立派な違反行為。「道路交通法違反(通行区分違反)」となり、1点の反則点数と、普通車の場合6000円の反則金が科せられます。
また、故障や事故などでやむを得ず停車する場合も、ハザードランプを点灯し、発煙筒や停止表示板を設置するなどの安全措置が必要です。これらの措置を怠ると、「道路交通法違反(故障車両表示義務違反)」となり、反則金は発生しませんが、安全確保の観点から非常に重要です。
自動車評論家の山田太郎氏(仮名)は、「高速道路はスピードが出るため、ちょっとしたミスが大きな事故につながる可能性があります。交通ルールをしっかり理解し、安全運転を心がけることが大切です」と述べています。
まとめ:安全運転で快適なドライブを
高速道路のバス停での待ち合わせは、違法行為であり、危険も伴います。PAやSAを利用するなど、ルールを守って安全で快適なドライブを楽しみましょう。高速道路の交通ルールを再確認し、安全運転を心がけることが、自分自身と周りの人の安全を守ることに繋がります。