米長官、協定の維持要請へ 韓国と国防トップ協議

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マーク・エスパー米国務長官(ロイター)

マーク・エスパー米国務長官(ロイター)

 米国のエスパー国防長官は15日、訪問先のソウルで鄭景斗国防相らと米韓定例安保協議(SCM)を開催した。安全保障上の協力体制などについて議論する中で、米側は23日午前0時に失効する日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA=ジーソミア)を維持するよう要請する構え。韓国側の出方も焦点となる。協議後、両氏は共同記者会見する。

 8月に協定の破棄を決めた韓国政府は、日本が韓国向け輸出規制強化を撤回しない限り決定の見直しは難しいとの立場を示し、この問題は米韓関係とは切り離して考えるべきだと説明してきた。

 エスパー氏は15日午後に文在寅大統領や鄭義溶国家安保室長との会談も予定している。

 SCMには米韓の防衛、外交当局者らが同席。14日には双方の軍の制服組トップであるミリー統合参謀本部議長と朴漢基合同参謀本部議長がソウルで定例の軍事委員会を開き、北東アジアの平和と安定に向けて多国間連携の重要性を確認した。日米韓3カ国の協力が念頭にあるとみられる。(共同)

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