柴田淳がXで炎上、高市早苗首相への「男に媚びる」発言が物議

シンガーソングライターの柴田淳氏が、高市早苗首相のドナルド・トランプ米大統領への「接待外交」を巡る発言で、ソーシャルメディアX(旧Twitter)上で激しい批判を浴び、炎上状態となっています。特に「男に散々媚びてきたんだろうな」という挑発的な言葉が多くのユーザーの反感を買っており、政治家の外交手腕と女性に対する言葉選びの是非について、広範な議論を巻き起こしています。

合意文書に署名するドナルド・トランプ大統領と高市早苗首相。日米外交の重要局面を示す一枚で、柴田淳氏の批判の背景にもある高市氏の外交姿勢が注目されます。合意文書に署名するドナルド・トランプ大統領と高市早苗首相。日米外交の重要局面を示す一枚で、柴田淳氏の批判の背景にもある高市氏の外交姿勢が注目されます。

シンガーソングライター柴田淳氏の批判と波紋

高市首相のトランプ氏ノーベル賞推薦への批判投稿

柴田氏は10月28日、「高市総理 トランプ大統領をノーベル平和賞に推薦へ」という報道記事を引用し、自身のXアカウントに「こうやって男に散々媚びてきたんだろうな。使えるものはなんでも使ってね」と投稿しました。この投稿は瞬く間に拡散され、30日時点で2196万回以上のインプレッションを記録。2000件近いコメントが殺到し、大きな波紋を呼びました。柴田氏の挑戦的な言葉遣いが、特に多くのユーザーの怒りを買いました。

Xユーザーからの猛反発と批判の声

柴田氏の投稿に対して、X上では批判が殺到。「自分がどれだけ頑張っても、『女を使った』と言われたらどんな気持ちになるか考えられないのか」「歌手として地位を築くために権力者に媚びたと言われたらどう感じるか」といった、共感と反論のコメントが数多く寄せられました。また、柴田氏がXのプロフィール欄に「石破茂前総理が大好き」と記していることから、「自分が媚びているではないか」といった指摘も相次ぎ、議論はさらに複雑な様相を呈しています。

高市首相への「接待外交」と柴田氏の政治的スタンス

石破政権支持と高市氏への強い嫌悪感

政治部記者の分析によると、柴田氏はかねてより石破茂氏を支持しており、過去には「石破政権が良かった…」と投稿するなど、石破氏への強い好意を公にしています。一方で、高市首相に対しては一貫して批判的な姿勢を取っており、高市首相に関する記事を積極的にリポストするほか、「世界の中心で王に媚びる」「命かけて全身全霊で媚び売ってる。ただの権力に擦り寄るさもしいみっともない人」といった過激な言葉で非難を繰り返してきました。

「男に媚びる」表現の妥当性に関する議論

今回の高市首相のトランプ大統領への「接待外交」については、ノーベル平和賞推薦の件を含め、トランプ氏のご機嫌取りに終始したように見えるという批判的な意見も存在します。世界情勢を左右するトランプ大統領に対し、同盟国としていかに対応すべきかは、確かに検証されるべき外交課題です。しかし、柴田氏が用いた「男に媚びる」という表現については、「あまりにも短絡的だ」「女性政治家への批判として適切ではない」との意見が圧倒的多数を占めており、柴田氏の言葉選びの妥当性が厳しく問われる結果となりました。

結論

柴田淳氏が高市早苗首相の外交姿勢に対して行った「男に媚びる」という批判は、その言葉遣いが原因でX上で大規模な炎上を引き起こしました。外交政策の是非は議論されるべき重要なテーマであるものの、個人の政治的信条に基づく感情的な言葉選びが、本質的な議論を阻害し、かえって強い反発を招く結果となったことは否めません。今回の件は、SNSにおける発言の責任と、公の場で使用する言葉の重みについて、改めて問いかける出来事と言えるでしょう。

参考文献