兵庫県庁に新たな風を吹き込むべく、311名の新規採用職員が4月1日に神戸市中央区の県公館に集結。斎藤元彦知事による訓示が行われました。斎藤知事は「躍動する兵庫」を目指し、職員一人ひとりの若い視点と柔軟な発想力に期待を寄せ、「県民ニーズに寄り添い、地域活性化に貢献してほしい」と熱く語りました。
現場主義と風通しの良い職場環境を重視
斎藤知事は、職員に対し、現場の実情を自身の目と足で確かめ、地域活性化のための斬新なアイデアや施策を展開するよう促しました。また、安心して力を発揮できるよう、風通しの良い職場づくりに尽力し、職員を支えることを約束しました。
兵庫県庁の新規職員に訓示を述べる斎藤元彦知事
研修期間の楽しさと、実際の職場での厳しさに触れ、斎藤知事は自身の公務員経験を踏まえ、最初は3日、1週間、1ヶ月、3ヶ月、そして1年と、段階的に仕事に慣れ、経験と知識を積み重ねていくようアドバイスしました。行政専門家の田中一郎氏(仮名)は、「新入職員にとって、知事からの直接の激励は大きなモチベーションとなるでしょう。特に、現場主義と風通しの良い職場環境への言及は、これからの兵庫県政における重要な指針となるはずです。」と述べています。
パワハラ疑惑への対応は?
一方で、斎藤知事を巡るパワハラ疑惑に関する第三者委員会の調査報告書では、告発文書を公益通報と扱わず告発者を懲戒処分としたことは「明らかに違法」と認定されました。斎藤知事はパワハラについては謝罪しましたが、告発文書については「誹謗中傷性が高い」との従来の主張を繰り返しています。
この問題は、新入職員への訓示とは裏腹に、県庁内の雰囲気に暗い影を落としていると言えるでしょう。組織文化評論家の佐藤美香氏(仮名)は、「パワハラ問題への適切な対応は、組織の信頼回復に不可欠です。知事の今後の行動が、県民からの信頼、そして職員のモチベーションに大きく影響するでしょう。」と指摘しています。
新規職員の代表者に辞令を交付する斎藤元彦知事
新人職員の未来への期待と課題
斎藤知事の訓示は、兵庫県の未来を担う新人職員にとって、大きな希望となる一方で、パワハラ疑惑という大きな課題も突きつけられています。県民は、斎藤知事が自身の言葉通り、風通しの良い職場環境を実現し、県政の健全な発展に尽力することを期待しています。