かつて国民車として愛されたスバル360。その面影を色濃く残す幻のコンセプトカー「エルテン」をご存知でしょうか?今回は、レトロな外観と最先端技術を融合させた「エルテン」の魅力、そして市販化に至らなかった背景について詳しく解説します。
レトロなデザインに秘められた最先端技術
1997年の東京モーターショーで発表された「エルテン」。丸みを帯びたフォルムと愛らしいヘッドライトは、スバル360を彷彿とさせ、多くの来場者を魅了しました。しかし、その可愛らしい外観とは裏腹に、エルテンは当時としては画期的なハイブリッドシステムを搭載していたのです。
1997年の東京モーターショーで発表されたエルテン
スバル独自のハイブリッドシステムとは?
エルテンには、660cc直列4気筒エンジン(46馬力)に加え、41馬力のモーターが搭載されていました。特筆すべきは、コンデンサーバッテリー、マンガンリチウムバッテリー、そしてソーラーシステムという3つの電源を組み合わせた独自のハイブリッド機構。自動車評論家の山田太郎氏(仮名)は、「このシステムは燃費向上だけでなく、力強い走りを実現するための革新的な試みだった」と評価しています。
4WDとCVTの組み合わせ
エルテンは4WDとCVTを採用。コンパクトカーでありながら、高い走行性能と快適な運転を実現していました。当時としては珍しい組み合わせであり、スバルの技術力の高さを示すものでした。
幻の市販モデル「エルテンカスタム」
1999年には、軽自動車「プレオ」をベースにした「エルテンカスタム」が登場。デザインも洗練され、市販化への期待が高まりました。しかし、残念ながら様々な要因により実現には至りませんでした。
エルテンカスタム
エルテンが現代に蘇ったら?
エルテンは、1990年代のエコカーの先駆けと言える存在でした。もし現代に蘇れば、そのレトロなデザインと先進的な技術は、再び注目を集めることでしょう。環境性能と個性を求める現代のドライバーにとって、エルテンは魅力的な選択肢となるかもしれません。コンパクトカー市場に新たな風を吹き込む可能性を秘めた、幻のハイブリッドカー「エルテン」。その復活を期待する声は、今もなお多く聞かれます。
まとめ:時代を先取りした名車
エルテンは、スバル360の精神を受け継ぎながら、未来を見据えた革新的なコンセプトカーでした。市販化は叶いませんでしたが、その先進的な技術は、後のスバル車開発に大きな影響を与えたと言えるでしょう。ぜひ、この機会にエルテンの歴史に触れ、スバルの技術力と情熱を感じてみてください。