約25年続くフジテレビ系の警察ドキュメント番組「逮捕の瞬間!警察24時」が、同局の“日曜THEリアル!”枠でサブタイトル「防犯カメラは見た!犯人を完全追跡SP」として17日午後7時から放送される。
収録スタジオを復活させるのは、2004年11月以来15年ぶりとなり、初MCのタカアンドトシと岡田結実が収録後、取材に応じた。
ティーン対象の人気番組だが、よりファミリー層と若い人達に見てもらうために2人を抜擢。これまで以上に放送回数も増やしていくという。
--まずは収録の感想をお願いします
岡田「ずっと好きな番組だったので興奮した。犯罪をする人は意外と決まった行動をするという新しい発見もできたので“警察24時マニア”として勉強になりました」
トシ「携帯やスマホで位置情報がすべて管理されているということが何だか怖くて、いまだにちょっと恐ろしい。ショックが癒えていない。知らないことが多すぎますね」
タカ「(いつになく真面目な表情で)歴史ある番組でずっと見ていてファンだったので、まさか自分がこういう形で出られるとは…非常に興奮した。防犯カメラなどは、何をやっても撮られていると分かったら犯罪は減ると思います」
トシ「アスリートみたいに真剣にしゃべってんな(とツッコミ)」
--お互いにMCは初めてですか
トシ「そ、ゆいちゃんとは初めて。やっぱりお父さん(岡田圭右)が芸人さんだし、さすがですね。でも、途中“プロフェッショナル”という言葉がなかなか言えていないのにやり過ごす傾向にあるかな? 次、いこうとしてね…(笑)」
タカ「確かに、ごまかそうとしていたね」
岡田「そこは鋼のメンタルで(笑)。私は、お父さんと一緒にテレビを見ているみたいで楽しかったです」
タカ「入ってくるタイミングがいい。こっちのしゃべりが終わったって頃にサクッと入ってくる。絶妙。われわれのトークを気持ちよくさせてくれるのがさすがですね」
トシ「お父さん譲りというか、たぶんお父さんを越えたと思いますよ(笑)」
--これまでに警察とのエピソードはありますか
岡田「渋谷で友達といたら後ろからつけてくる人がいて追いかけられていると思い、交番に“助けてください”と駆け込んだら、そのあとも優しくずっと見守ってくれました」
タカ「空港などによく立っていらっしゃるけど、何だか何もしていないのにドキッとする。“職務質問されたらどうしよう”とか。あと運転しているときに“止められたらどうしよう”と。威圧感ありますね。そこをもう少し柔らかくしてほしいかな」
トシ「クレームじゃねえかよ(笑)。僕も財布を落として交番へ行ったことが。最初は“何しに来た、こいつ”って感じだったけど、そのあとは丁寧に対応してくださって”お忙しいですから大変ですね”とか言われました」
タカ「(話を聞いている素振りもなく、憮然とした表情)」
トシ「何があったんだ、おまえには(爆笑)。僕は町中で2回職務質問されたことがある。丁寧だけど、怖い。何もやっていないのに。あとちょっと恥ずかしいし、焦る。まわりから見られて」
タカ「僕はない。1回くらい受けてみたいなあ」
--最後にみどころをどうぞ
岡田「警察の方々が頑張ってくださっている姿や裏側を知ることができて、自分が普段生活するなかで覚えておくべきことも同時に分かったので勉強になった。しかも15年ぶりのスタジオ復活なので、ぜひ家族と“こういうことに注意しようね”などと話しながら見ていただきたいです」
タカ「すばらしいね。僕が言おうとしていたことと一緒」
トシ「(呆れて)絞り出せよ、おまえも言うこと。みなさんがここで“面白い、やっぱりスタジオはいいね”と言ってくださらなければ、次回またVTRを見るだけになってしまうので、また僕らも出られるように…本当にためになって楽しめる番組です」
タカ「Vを邪魔しない感じで、われわれはワイプ出演くらいでもいいので、本当に10秒くらいでもいいので…」
トシ「消極的じゃねえか。もうちっと使ってもらえよ。どんだけ自信ないんだよ。勘弁してくれよ、10秒? 本当にそんな編集になるぞ。もう少し流してもらいたいよ(笑)」
タカトシの取材風景は毎回、舞台やテレビ本番そのままのボケ・ツッコミを披露してくれる。
番組では満員電車で女子高生のスカートを切り裂く謎の男、ドライブレコーダーが捉えた決定的瞬間、車上狙いの男が猛ダッシュ逃走など全国各地の緊迫した瞬間に密着。元埼玉県警刑事でデジタル犯罪捜査のプロでもある佐々木成三さん、元宮城県警刑事で防犯カメラ映像の解析や職務質問のプロでもある富樫文彦さんも出演し、硬派な内容ながらもMC3人とのトーク絡みでファミリー層も十分に楽しめそうだ。
(産経デジタル)