首里城跡の世界遺産登録「ただちに影響なし」ユネスコ担当幹部が確約





火災で焼失する前の首里城=那覇市
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 【パリ=三井美奈】10月に火災が起きた那覇市の首里城をめぐり、国連教育科学文化機関(ユネスコ)のメヒティルド・ロスラー世界遺産センター長は15日、パリで上野通子・文部科学副大臣と会談した。上野氏は会談後、ロスラー氏から「世界遺産登録について、ただちに影響はないという確約を得た」と明らかにした。

 ロスラー氏は会談で、復旧について「必要があれば、専門家をいつでも派遣する」と述べたという。日本側は焼け跡の状況を検証中で、派遣受け入れの段階ではないと伝えた。

 首里城跡は平成12年に他地域の城跡とともに「琉球王国のグスク(城)および関連遺産群」として世界遺産登録された。火災で焼失した正殿は平成元~4年に復元されたもので、世界遺産の対象外となっている。



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