1カ月前から薬物所持情報 自宅に保管し継続使用か





警視庁東京湾岸署から出る沢尻エリカ容疑者を乗せたとみられる車両=17日、東京都江東区(佐藤徳昭撮影)

 女優沢尻エリカ容疑者(33)の合成麻薬MDMA所持事件で、逮捕の約1カ月前、警視庁に、MDMAとは別の「違法薬物を所持している」などとの情報提供があり、組織犯罪対策5課が内偵捜査していたことが17日、捜査関係者への取材で分かった。

 押収したMDMAは以前から自宅で保管していたとみられている。継続的に違法薬物を使用していた可能性があり詳しく調べる。

 捜査関係者によると、沢尻容疑者は15日夜に自宅を出て東京・渋谷のクラブへ行った。同課は16日朝、帰宅と同時に家宅捜索し、自室の棚のアクセサリーケース内からチャック付きポリ袋に入ったカプセル2錠を発見した。帰宅時の手荷物に薬物はなかったという。

 同課はうち1錠を鑑定しMDMAと特定。粉末は0・09グラム(90ミリグラム)で1回の使用分とみられる。残る1錠と尿の鑑定を進めている。



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