日韓会談後の河野防衛相と記者団のやりとり詳報





韓国の鄭景斗国防相(右)との会談に臨む河野防衛相=17日、バンコク(共同)

 河野太郎防衛相は17日午前(日本時間同日午後)、タイのバンコクで韓国の鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防相と会談後、記者団の取材に応じた。やりとりの詳細は以下の通り。

 河野氏「タイのプラユット首相兼国防相と日タイ防衛相会談を実施し、2国間の防衛協力、あるいは地域情勢について議論しました。また、『日タイ防衛協力交流に関する覚書』の署名も行い、防衛協力を幅広い分野で一層強化していくと一致した」

 「その後、鄭氏と初めての会談になりましたが、日韓の防衛相会談を実施した。私からは昨年来、日韓の間にはさまざまな課題が生じていて、この両国間の防衛当局間においても非常に厳しい状況が続いており、こうした状況を改善するために韓国側の賢明な対応を求めたい旨お伝えをいたしました」

 「北朝鮮情勢につきましては、北朝鮮の弾道ミサイル発射は安保理決議の明白な違反であり、強く非難するとともに、CVID(完全かつ検証可能で不可逆的な非核化)の実現に向けて国連安全保障理事会決議の完全な履行を堅持することなどが不可欠である旨、お伝えさせていただきました。また、日韓、日米韓の連携は極めて重要であることを確認するとともに、今後とも日韓の防衛当局間の意思疎通をしっかり継続していくということで一致した」

 --「賢明な対応」ということだが、日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)破棄についてはどのようなやりとりがあったのか

 河野氏「GSOMIAについても韓国側の賢明な対応を求めた」

 --韓国側からどういった発言が

 河野氏「韓国側の発言を私から紹介するのは差し控えます」

 --破棄通告の見直しの兆候は見えたのか

 河野氏「韓国側のご発言について私から申し上げるのは差し控えたい」

 --一致できた点は

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