刑務所に「愛の間」設置 2時間監視なしでパートナーと イタリア


 憲法裁判所が受刑者の「親密な面会」の権利を認めたのを受けた措置で、同国では初めて。

 司法省が先週通達したガイドラインによると、受刑者はベッド1台とトイレが備わった個室を最大2時間使用できる。ただ、ドアは施錠できず、必要に応じて看守が立ち入ることが可能という。

 ウンブリア州の受刑者人権オンブズマンはANSA通信に「すべてが円滑に進んでうれしいが、関係者のプライバシーを最大限に守り続けることが必要だ」と強調した。

 憲法裁は昨年1月、受刑者は配偶者や長期にわたるパートナーと監視されずに面会することができるとの判決を出した。こうした権利は欧州ではフランスやドイツをはじめ大半の国で既に容認されている。 



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