国民民主党の平岩征樹衆院議員が、独身を偽り女性と不倫関係にあったと報じられ、党は23日、平岩氏を無期限の党員資格停止処分とすることを決定しました。この速報を受け、今後の政局への影響や国民民主党の対応に注目が集まっています。
独身偽装の不倫報道で国民民主党に激震
22日、「現代ビジネス」が平岩議員の不倫問題を報道。記事によると、平岩氏は独身と偽り、偽名と虚偽の職業を使って女性と不倫関係にあったとのことです。平岩氏自身も自身のホームページで事実関係を認め、「浅はかな行為により、ご迷惑をおかけすることになります」と謝罪しました。
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この報道は国民民主党にとって大きな痛手となりました。昨年11月には玉木雄一郎代表の不倫問題が報じられ、役職停止3カ月の処分が下されたばかり。今回の平岩氏の不倫問題は、偽名使用などの悪質性も加わり、党内外の批判が高まっています。
迅速な処分決定の背景とは?
国民民主党は23日の両院議員総会で、平岩氏を無期限の党員資格停止処分とすることを決定しました。昨年11月の玉木代表の不倫問題では約3週間かけて処分が検討されたのに対し、今回は党倫理委員会の結論を待たずに迅速な処分が下されました。
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舟山康江両院議員総会長は、平岩氏の偽名使用などの悪質性を考慮し、「迅速に一定の処分を行う必要があった」と説明。国民民主党としては、今回の問題を早期に収束させ、党のイメージ回復を図りたい考えと見られます。政治評論家の山田一郎氏(仮名)は、「国民民主党は、玉木代表の不倫問題の際に対応が遅れたとの批判を受けていた。今回は迅速な対応でダメージを最小限に抑えようとしたのだろう」と分析しています。
今後の政局への影響は?
平岩氏は大阪府貝塚市議などを経て、昨秋の衆院選で大阪8区から立候補し、比例で復活当選したばかり。今回の不倫問題と党員資格停止処分は、今後の政局にも影響を与える可能性があります。特に、国民民主党が野党連携を模索する中で、今回のスキャンダルが足かせとなることも懸念されます。
国民民主党は、今回の問題を真摯に受け止め、再発防止策を徹底する必要があります。今後の党の対応が注目されます。