中国の大食い系インフルエンサーが、「日本人を懲らしめる」として日本の海鮮ビュッフェで爆食いする動画を公開した。ところが皮肉なことに、その飲食店のオーナーは中国人だった。
日本メディアなどが21日（現地時間）に報じたところによると、「鄧炫瘋」と名乗る中国人ティックトッカーが9日、自身のアカウントに「日本最高の海鮮ビュッフェを食べ尽くしました」と題する動画を投稿した。鄧氏は430万人のフォロワーを抱える大食い系ティックトッカーだ。
動画の中で鄧氏は「日本人に人間の道理を教えてやる」と言ってビュッフェの料理を大量に取り、自身の皿を山盛りした。さらに、大騒ぎして笑いながら、何度も料理を取って食べ続けた。
他の食事客たちが鄧氏に注目すると、「日本鬼子（中国人が日本人を蔑視する時の呼び方）のやつらには関係ない」と大声で叫んだ。スタッフが鄧氏のテーブルにやって来て言葉を掛けると「俺に出ていけというのか」と歯向かった。
鄧氏は食事を終えると上着をまくり上げて腹をなで「腹いっぱい食べた」と言った。さらに、来店客たちを見ると「こいつらに食べることなんてできるのか」とあざ笑った。
反日感情むき出しで店や客に不快な思いをさせた鄧氏だったが、実はこの飲食店のオーナーは中国人だった。中国人の女性が2014年にオープンし、現在では日本の15カ所に店を展開するビュッフェチェーンに成長したという。飲食店側は日本メディアに対し「（鄧氏は）無許可で撮影した」として「店側にとって迷惑な行為であり、また来たら入店を断る」と述べた。
クォン・オウン記者
