フジテレビ、F1日本国内独占放送・配信権を2026年から5年間獲得!新たな視聴体験を提供へ

日本のモータースポーツファンにとって画期的なニュースが飛び込んできました。フジテレビが、世界最高峰の自動車レース「Formula 1」(以下、F1)の日本国内における独占オールライツ契約を締結したことを発表しました。この長期契約は2026年から2030年までの5年間にわたり、国内でのF1に関する放送および配信の権利をフジテレビが独占的に保有することになります。今後は、放送と配信を一体的に展開することで、これまでにない革新的なF1視聴体験が提供される予定です。

フジテレビとF1の歴史、そして新時代への挑戦

フジテレビは、F1日本グランプリが鈴鹿サーキットで初開催された1987年からF1中継を開始し、長年にわたりモータースポーツの魅力を伝え続けてきました。2026年は、同局にとってF1中継40年目の節目にあたり、この独占契約はその記念すべき年にスタートします。特筆すべきは、地上波でのF1放送が11年ぶりに決定したことです。また、1998年に始まったCS放送中継は29年目を迎え、さらに動画配信サービスFODでのライブ配信も初めて実施されることになります。

F1のロゴとフジテレビによる日本国内独占放送・配信権獲得を報じる画像F1のロゴとフジテレビによる日本国内独占放送・配信権獲得を報じる画像

全24戦全セッションを網羅するライブ中継体制

2026年シーズンは3月にオーストラリアで開幕し、第3戦として注目の日本グランプリが開催されます。フジテレビの新たなF1中継では、地上波にて厳選されたチャンピオンシップレースを最大5戦ダイジェストで放送する予定です。さらに、CS放送チャンネル「フジテレビNEXT ライブ・プレミアム」、インターネットチャンネル「フジテレビNEXTsmart」、および動画配信サービス「FOD」を通じて、フリー走行、予選、スプリント予選、スプリント決勝、決勝を含む全24戦全セッションがライブ中継されます。これにより、ファンはF1のあらゆる瞬間を見逃すことなく楽しむことができるようになります。

FODとF1公式ストリーミングサービス「F1 TV」の連携で視聴体験を強化

F1ファンにとって朗報なのは、グランプリのない週末にもF1関連コンテンツが充実することです。CS・FODでは、レースの模様を情報満載で徹底的に振り返る「F1GPニュース」が放送され、オフシーズンには5時間でシーズン全体を総括する「FORMULA 1総集編」や、貴重な過去の名シーンを集めた番組など、ファン必見の豊富なラインナップが用意されています。

さらに、FODは日本で初めてF1公式ストリーミングサービス「F1 TV」との連携を開始します。F1 TV ProおよびF1 TV PremiumがFODとのパートナーシップにより日本で展開され、F1が提供するあらゆるコンテンツを新たな形で体験できるようになります。これにより、詳細なデータやオンボード映像など、より深いF1の世界に浸ることが可能となります。

関係者コメント:未来への展望

株式会社フジテレビジョン代表取締役社長の清水賢治氏は、「フジテレビとFormula1の歩みは、日本のモータースポーツ文化の発展とともにあり、長年にわたり数々の興奮と感動をお届けしてまいりました。このたび、2026年からの5年間にわたり、F1の日本国内独占放送・配信契約を締結できましたことを、誠に光栄に思います」とコメント。社内に「F1ブームアップ委員会」を発足し、全社一丸となってコンテンツ拡充に取り組む姿勢を示しました。

「Formula 1」メディア権利・放送担当最高責任者のイアン・ホームズ氏も、フジテレビとの関係継続に喜びを表明。「フジテレビは、Formula 1が日本で初めてレースを開催した当初から共に歩んできた放送パートナーであり、これまでの長年にわたる多大なご尽力に心より感謝するとともに、その揺るぎないコミットメントに深く敬意を表します」と述べ、フジテレビが今後もF1の魅力を日本のファンに革新的かつ進化させた形で届け続けることへの期待を語りました。

まとめと今後の期待

世界最高峰の自動車レース「F1」とともに歩んだ長い歴史を原動力に、フジテレビは2026年、新たなステージへと進化を遂げます。F1が持つスピード、情熱、そして高揚感をこれまで以上に鮮明に、放送と配信の両面から日本全国のファンに届けることが期待されます。

なお、地上波放送予定日(24戦中最大5戦)の詳細、およびF1コンテンツが視聴できるFODの新サービス・F1 TVの詳細は、後日改めて発表される予定です。F1の新時代をフジテレビとともに迎え、これまで以上の熱狂を体験できることに、多くのファンが期待を寄せています。