日本の政界に新たな動きが見られます。立憲民主党の野田佳彦代表が、自民党の茂木敏充前幹事長に秋波を送っているというのです。一見奇妙なこの接近劇、背後には一体何が隠されているのでしょうか?この記事では、財務省の思惑や今後の政界再編の可能性について、深く掘り下げていきます。
財務省、消費減税阻止へ奔走!石破氏への牽制か?
安倍元首相の回顧録にも記されている通り、財務省は省益のためには政権交代も辞さない強い影響力を持つ組織です。今回の野田氏と茂木氏の接近も、財務省の意向が大きく関わっていると考えられています。
財務省は、石破茂氏が首相になった場合、消費税減税に踏み切られることを懸念しています。特に、公明党や参院自民党が参院選での苦戦を予想し、食料品などへの減税を強く求めている現状は、財務省にとって大きな脅威となっているようです。
石破氏は一度は減税を否定したものの、その後「党との相談」と発言を翻し、財務省の疑念をさらに深める結果となりました。
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麻生氏、財務省と共闘?茂木氏擁立の動き
財務省は、消費減税を阻止するため、反石破の急先鋒である麻生太郎自民党最高顧問に協力を仰いだと言われています。「財務省の守護神」とも呼ばれる麻生氏は、財務省寄りの茂木氏を“ポスト石破”として考えており、財務省主導の石破おろしに加担しているようです。
財務省と麻生氏の利害は一致しており、参院選で与党が過半数割れした場合、減税派の国民民主党・玉木雄一郎代表が首相になることは避けたいと考えていると見られています。
野田氏、大連立構想?茂木氏への秋波の真意
野田氏は、山口市での講演で茂木氏を「タフ・ネゴシエーター」と持ち上げ、異例の賛辞を送りました。この行動の背景には、自公と立憲民主党による大連立構想があるとの見方が強まっています。
財務省は、玉木首相誕生という最悪のシナリオを避けるため、野田氏を首相とする自公と立憲民主党の大連立を画策している可能性があります。野田氏も、自公両党からの支持を期待し、同じ穴のムジナである茂木氏に接近したと分析されています。
政界再編は?今後の展開に注目
野田氏と茂木氏の接近は、今後の政界再編に大きな影響を与える可能性があります。財務省の思惑通りに事が運ぶのか、それとも別の展開が待っているのか、今後の動向に注目が集まります。
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日本の政界は、常に流動的で、予断を許さない状況です。今後の政治の動きから目が離せません。