韓国で数々の問題行動を起こし、物議を醸した米国人YouTuber、ジョニー・ソマリ氏が、現在、裁判費用や生活苦に悩まされているという。本記事では、ソマリ氏の現状、韓国での反応、そして今後の展望について詳しく解説する。
嫌韓行為で炎上、裁判費用と生活苦に直面するジョニー・ソマリ氏
誠信女子大学の徐坰徳(ソ・ギョンドク)教授が自身のFacebookで明らかにしたところによると、ソマリ氏は現在、弁護士費用などの支払いに苦慮し、生活も困窮しているという。ソマリ氏の知人は、Telegramメッセージで支援を呼びかけ、寄付のためのPayPalアカウントを共有するなど、窮状を訴えている。韓国で仕事をすることもできず、出国も禁止されているソマリ氏は、まさに八方塞がりだ。
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ソマリ氏の知人は「私が助けなければソマリは飢死する」とまで訴えているという。このような状況に対し、徐教授は「自縄自縛」という言葉を用いて、ソマリ氏の行動が自ら招いた結果であると指摘している。
少女像侮辱、旭日旗掲揚…繰り返される挑発行為と韓国社会の反応
ソマリ氏は、平和の少女像へのキスや嘲弄、旭日旗の掲揚、竹島(韓国名:独島)に関する挑発行為など、韓国国民の感情を逆なでするような行動を繰り返してきた。これらの行為は、韓国社会で大きな批判を浴び、外国人YouTuberによる模倣犯罪の懸念も高まっている。
徐教授は、ソマリ氏への厳罰を求め、再発防止のための先例を作るべきだと主張している。韓国社会では、ソマリ氏の行動に対する怒りとともに、今後の対応に注目が集まっている。
コンビニでの迷惑行為、公共交通機関での騒動…数々の問題行動
ソマリ氏は、韓国入国後、様々な嫌韓コンテンツを制作し、物議を醸してきた。コンビニでカップラーメンの入れ物に入った水をテーブルにぶちまける、悪臭のする魚の袋を持って通行人に話しかける、公共交通機関で音楽を大音量でかけて踊るなど、迷惑行為も繰り返している。これらの行為は、YouTubeチャンネルに投稿され、更なる批判を招いた。
警察は、これらの動画を証拠として捜査に着手し、出国停止措置を取った。その後、ソウル北部地検はソマリ氏を不拘束起訴した。
公判の遅刻、弁護人の期日延期申請…裁判の行方は
ソマリ氏は、3月7日に行われた初公判に下痢を理由に1時間も遅刻した。4月9日に予定されていた2回目の公判は、国選弁護人の期日延期申請により、5月16日に変更された。今後の裁判の行方、そしてソマリ氏にどのような判決が下されるのか、引き続き注目が集まる。
韓国における言論の自由、表現の自由と、他国の文化や感情への配慮のバランス、そしてネット社会における炎上問題の複雑さを改めて考えさせられる事例と言えるだろう。
ソマリ氏のケースは、表現の自由と文化 sensitivity のバランス、そしてネット社会における炎上問題の複雑さを改めて考えさせられる事例と言えるだろう。今後の動向に注目したい。