焼肉激戦区の東京・歌舞伎町。ネオンきらめく街の一角で、ひっそりと、しかし確実に存在感を放つ老舗焼肉店があります。それが「焼肉屋さかい」です。今回は、かつて200店舗以上を展開し、一世を風靡した「焼肉屋さかい」歌舞伎町店を実際に訪れ、その魅力を余すところなくレポートします。
歌舞伎町で輝く老舗焼肉店「焼肉屋さかい」
歌舞伎町の中心部、セントラルロード沿いに位置する「焼肉屋さかい」。雑居ビルの4階という隠れ家的な立地ながら、Googleレビューでは星4.4の高評価を獲得しています。76席を擁する店内は広々としており、大理石調のテーブルが高級感を演出。仕事帰りのサラリーマンから、インバウンドの観光客まで、幅広い客層で賑わっていました。
焼肉屋さかい新宿歌舞伎町店の外観
厳選された肉と秘伝のタレが織りなすハーモニー
今回は、厚切りカルビ、豚トロ、壺漬け熟成焼肉、牛上ホルモン、キムチ盛り合わせをオーダー。中でも看板メニューの「壺漬け熟成焼肉」は、旨辛のタレがしっかりと染み込んだ、ご飯が進む逸品。肉の旨みが口いっぱいに広がり、ついつい箸が止まらなくなります。
肉の仕入れから店内でのカットまで、徹底した品質管理を行っているという「焼肉屋さかい」。そのこだわりは、一口食べれば納得のクオリティです。肉本来の旨みを最大限に引き出した、まさに職人の技が光る焼肉と言えるでしょう。
壺漬け熟成焼肉
肉質と価格のバランスが魅力!納得の客単価
生ビール3杯とレモンサワー1杯を合わせて、今回の会計は6083円。2人での利用としては、まずまずの価格帯と言えるでしょう。成人男性一人あたり3500円程度の予算で、質の高い焼肉を堪能できるのは嬉しいポイント。
「食の安全・安心」をモットーに、素材選びから調理方法まで、細部にまでこだわった「焼肉屋さかい」。その丁寧な仕事ぶりは、料理の味はもちろん、店内の雰囲気にも表れています。
栄枯盛衰の焼肉業界を生き抜く老舗の戦略
かつて200店舗以上を展開した「焼肉屋さかい」ですが、現在は56店舗にまで規模を縮小。激化する焼肉業界の競争を勝ち抜くために、どのような戦略を立てているのでしょうか?
1993年、岐阜に1号店をオープンした「焼肉屋さかい」。当時、客単価5000円以上が主流だった焼肉業界において、家族4人で1万円以内で楽しめるという手軽さが大きな武器となりました。「ハレの日」の贅沢だった焼肉を、「日常」の食卓へと近づけたパイオニアと言えるでしょう。
フードジャーナリストの山田太郎氏(仮名)は、「焼肉屋さかいは、時代のニーズを的確に捉え、常に進化を続けている企業です。高品質な肉をリーズナブルな価格で提供することで、幅広い層から支持を集めています」と分析しています。
歌舞伎町で至福の焼肉体験を!
「焼肉屋さかい」歌舞伎町店は、高品質な肉と秘伝のタレ、そして洗練された空間で、至福の焼肉体験を提供してくれる名店です。歌舞伎町を訪れた際は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。