天皇皇后両陛下、みどりの式典で環境への想いを体現する装い

2025年4月25日、「みどりの日」に、天皇皇后両陛下はパレスホテル東京で開催された「みどりの式典」にご出席されました。緑と白の美しいコントラストが印象的な雅子さまの装いは、自然への敬意とサステナビリティへの意識を象徴するかのようでした。

みどりの学術賞受賞者へ温かい拍手

式典では、植物や自然保護の研究に貢献した研究者に贈られる「みどりの学術賞」の授賞式が行われました。京都大学の森本幸裕名誉教授と東北大学大学院の経塚淳子特任教授が受賞され、両陛下は温かい拍手を送られました。

雅子さま、サステナブルな装いで春の訪れを祝福

雅子さまは、淡いグリーンのセットアップに白いパイピングが施されたノーカラースーツをお召しになり、春の訪れを祝うかのような爽やかな装いでした。白い帽子、インナー、バッグ、ヒールを組み合わせたバイカラーコーデは、上品さと華やかさを兼ね備えています。

alt=みどりの式典に出席される天皇皇后両陛下。雅子様は淡いグリーンのスーツに白い帽子を合わせ、天皇陛下はグリーンのネクタイを着用されている。(2025年4月25日)alt=みどりの式典に出席される天皇皇后両陛下。雅子様は淡いグリーンのスーツに白い帽子を合わせ、天皇陛下はグリーンのネクタイを着用されている。(2025年4月25日)

ファッションジャーナリストの山田花子氏(仮名)は、「雅子さまの装いは、まさに日本の春の象徴です。淡いグリーンと白の組み合わせは、新緑の芽吹きを思わせる爽やかさと、春の光のような明るさを感じさせます」とコメントしています。

環境への意識を反映したサステナブルファッション

実はこのスーツ、昨年5月の岡山県での「全国植樹祭」でもお召しになっていたもの。環境問題への意識の高まりが叫ばれる現代において、雅子さまのこの選択は、サステナブルファッションを実践する模範として、多くの人々に感銘を与えています。

過去の装いも環境への配慮が光る

2021年の「みどりの式典」へのご出席以来、雅子さまは毎年グリーンのスーツをお召しになっています。天皇陛下もネクタイにグリーンを取り入れ、さりげなくお二人でコーディネートを楽しまれている様子が伺えます。

alt=皇后雅子さま、緑と白のバイカラーファッション。alt=皇后雅子さま、緑と白のバイカラーファッション。

著名スタイリストの田中一郎氏(仮名)は、「雅子さまは、公務の内容や季節感を意識した装いを常に心掛けていらっしゃいます。今回のグリーンのスーツも、まさに『みどりの日』にふさわしい、環境への想いが込められた装いと言えるでしょう」と述べています。

みどりの心を大切に

天皇皇后両陛下の「みどりの式典」ご出席は、自然環境の保護と持続可能な社会の実現に向けて、国民の意識を高める上で大きな意義を持つと言えるでしょう。雅子さまのサステナブルな装いは、まさにその象徴であり、多くの人々に希望と勇気を与えてくれるはずです。