来年公開される映画「信玄の父 信虎-国主の帰還」を制作する茶道具問屋の宮帯(京都市)は20日、主演の武田信虎役に寺田農を起用したと発表した。映画は同日、京都市内でクランクインした。
映画は戦国武将、武田信玄の父、信虎の生涯や没後の武田家再興を目指す動きを描く。信玄と異母弟の武田信廉(のぶかど)の二役を永島敏行が演じることになった。
信虎が甲府に館を構えた「開府」から500年を機に制作。既に発表された配役では、甲府藩主となった柳沢吉保を柏原収史(甲府市出身)が演じるなど山梨ゆかりのキャストも多い。上映は当初予定の7月からずれ込んで、秋以降になるという。