アメリカのトランプ大統領は6日、日本への自動車輸出が少ない現状について改めて不満を示しました。
トランプ大統領
「(日本は)この国を搾取してきた。年間、何百万もの車を我々に売ったが、我々は日本に一切売っていない。我々は車を売ることを認められていなかった。私は彼ら(日本)を責めない。こうした状況を許してきた人たちを責める。ただ私は許容しない」
トランプ大統領は6日、日本や中国、韓国などを例にあげ、アメリカは搾取されてきたと不満を示しました。
トランプ氏は日本に対して、「車を売ることが認められていなかった」と事実とは異なる認識を示した上で、関税協議を通じ、こうした状況を是正したい考えを示しました。
その上で、トランプ氏はアメリカを「店」に例え、「我が国は世界で最も素晴らしい店で、誰もがその一部を欲しがっているのだ」と述べ、アメリカがあらゆる関税交渉において有利な立場にあると強調しました。
アメリカ側との関税協議をめぐっては、今月中旬以降に、3度目となる閣僚級協議を実施する方針です。