9日の戦勝記念日をめぐり、ロシアのプーチン大統領が一方的に宣言した3日間の停戦期間が、日本時間の8日午前6時に始まります。ウクライナ側は応じない構えで、これを前に、過去最大規模の無人機攻撃を仕掛けています。
首都モスクワでは7日、戦勝記念日の軍事パレードの最終リハーサルが行われました。
プーチン大統領は、9日の戦勝記念日に合わせた3日間の停戦を一方的に宣言していて、日本時間の8日午前6時に始まり、11日午前6時まで続く予定です。
今年は戦勝80年の節目で、記念式典には25か国以上の首脳が出席するため、不測の事態を避ける狙いもあるとみられます。
ウクライナのゼレンスキー大統領はこの提案に応じず、30日間の停戦を求めていました。
ウクライナ軍は、停戦期間を前に、モスクワへ3夜連続で無人機攻撃を仕掛けていて、空港閉鎖などの混乱が生じています。
ロシア国防省は7日に過去最多、524機の無人機を撃墜したと発表しました。
ウクライナ側が、期間中も攻撃を続けるのか、出方が注目されます。