アメリカのトランプ大統領は、FRB=連邦準備制度理事会のパウエル議長を「愚か者だ」と改めて強く批判しました。
トランプ大統領は8日、FRBが3会合連続で政策金利の引き下げを見送ったことを念頭に「『遅すぎる』。ジェローム・パウエルは何もわかっていない愚か者だ」と自身のSNSに投稿しました。
トランプ氏は「石油やエネルギー価格は大きく値下がりし、食料品や卵などほとんどすべてのものの値段も下がって、インフレはほとんどない」と書き込み、FRBが指摘する物価上昇のリスクはないと主張しています。
一方、トランプ氏は「金利の引き下げが遅すぎること」以外は「彼=パウエル氏が大好きだ!」とも書き込みました。
先月、トランプ氏がパウエル氏の早期の退任を求める発信をした際、FRBの独立性が失われることへの懸念から金融市場が混乱したことを踏まえ、パウエル氏の退任は求めない姿勢を改めて示したものとみられます。
TBSテレビ