【ソウル=仲川高志】韓国大統領選(6月3日投開票)に左派系最大野党「共に民主党」公認候補として出馬予定の李在明(イジェミョン)前代表(60)は9日、日韓関係がテーマの討論会に祝辞を贈り、「経済・安全保障の両面で、日韓両国の協力関係を続けることは極めて重要だ」と強調した。
日米韓、日韓関係を重視した保守系の尹錫悦(ユンソンニョル)政権に続き、連携を維持する考えを示す狙いがあるとみられる。
一方、李氏は日韓間の懸案として、歴史問題や東京電力福島第一原子力発電所の処理水の海洋放出を挙げた。歴史問題について「未来志向の関係を築くために必ず解決しなければならない」と訴えた。