昨年10月、滞在していたブエノスアイレスのホテルで急死したリアム・ペイン。遺産はすべて8歳の息子ベアの信託財産になることが明らかになった。複数の関係者が新聞「ニューヨークポスト」に認めている。
関係者によるとリアムの遺産は約3,200万ドル(約47億円)。リアムが遺書を残していなかったことから法律に基づき、全額が息子のベアに譲られる。イギリスの法律では故人に妻や夫がいない場合、子どもが遺産を相続する。またベアがまだ未成年であるため、リアムの元パートナーでベアの母であるシンガーのシェリルと、弁護士のリチャード・マーク・ブレイが遺産管理人に指名された。放送局「BBC」の報道によると、シェリルとブレイは「財産を管理するが、現在のところその権限は限られている。財産を分配することはできない」という。ちなみにリアムの葬儀を手配したのもシェリルだと報じられている。
関係者は「すべてベアが相続する。他の人は何ももらえない」と同紙に話している。リアムの両親や妹たちにも何も遺されていない。またリアムは亡くなったときアメリカ人のインフルエンサー、ケイト・キャシディと交際していたが彼女にも一銭も渡らない。
リアムは生前、ケイトに毎月1万ドル(約150万円)を生活費として渡していた。また洋服などを買う際には、彼のクレジットカードを使うことも許していたという。リアムは毎月合計2万5,000ドル(約360万円)ほどをケイトのために支払っていた。ケイトはよくペインのスタイリストで友人でもあったアデル・キャニーと買い物に出かけていた。新聞「ニューヨークポスト」によると買い物への付き添いは有償で、リアムはその費用も負担していた。この状況から、遺産を受け取れないことにケイトが抗議するのではないかという憶測も出てきている。このままスムーズにベアに遺産が譲られるのか、注目が集まっている。