大人気バンドMrs. GREEN APPLE(ミセス)がMCを務める冠特番『テレビ×ミセス』(TBS系)の第2弾が11月3日に放送され、特に若年層からの圧倒的な支持を得て高視聴率を記録したことが明らかになりました。日本の音楽シーンを席巻するミセスが、テレビ業界においてもその存在感を増しており、その動向に大きな注目が集まっています。
Mrs. GREEN APPLEの冠特番「テレビ×ミセス」第2弾の成功
『テレビ×ミセス』は、レコード大賞で2年連続大賞を受賞するなど、日本の音楽シーンのトップを走り続けるMrs. GREEN APPLEが初めてグループとしてMCを務めるバラエティ番組です。様々な人やモノとのコラボレーションを通じて、ミセスの新たな魅力を引き出すことをコンセプトとしています。今年6月2日に放送された第1弾が好評を博し、わずか半年も経たないうちに第2弾の放送が決定しました。
第2弾では、ゲストアーティストとして大塚愛(43)や人気グループM!LKが出演。特に、大塚愛とミセスによる一夜限りの名曲「プラネタリウム」のコラボ歌唱は大きな話題を呼びました。また、お笑いコンビ・チョコレートプラネットもコラボゲストとして登場し、チョコプラからのリクエストで「TT兄弟」のコラボや、即興でのコント披露など、音楽と笑いの両面で視聴者を楽しませました。
「テレビ×ミセス」の驚異的な視聴率分析
今回の第2弾は、第1弾よりも早い時間帯の20時55分から22時57分までと放送時間が拡大されました。これは、第1弾の反響がいかに大きかったかを示しています。第1弾のコア視聴率(13歳〜49歳までの個人視聴率、ビデオリサーチ調べ、関東地区)は、深夜帯としては異例の4.5%という高数値を叩き出しており、テレビ業界内で大きな注目を集めていました。
第2弾も引き続き好評で、世帯視聴率は特筆すべきものではなかったものの、個人視聴率は3.2%、そして特に重視されるコア視聴率は3.4%を記録し、同時間帯で圧倒的なトップとなりました。この数値は、Mrs. GREEN APPLEが若者層から絶大な支持を受けており、「ミセスの番組ならリアルタイムで見たい」と考える若い視聴者が非常に多いことを明確に示しています。
通常、月曜夜は日本テレビの『しゃべくり007』や『月曜から夜ふかし』といった番組が強力なコア視聴率を誇りますが、この日はTBSが日本テレビを上回る異例の事態となりました。同時間帯に日本テレビで放送されたくりぃむしちゅーMCのスポーツ総合バラエティ特番『くりぃむしちゅーの the★レジェンド』は個人視聴率で4.2%と『テレビ×ミセス』を上回ったものの、コア視聴率は2.5%に留まりました。業界関係者も、月曜夜に日本テレビがコア視聴率で他局に劣ることはほとんどないと語っており、今回のミセスの番組がもたらした高いコア視聴率がいかに異例であるかを強調しています。
Mrs. GREEN APPLEのメンバーが冠番組「テレビ×ミセス」でパフォーマンスする様子
テレビ業界がMrs. GREEN APPLEに寄せる「嵐」級の期待
『テレビ×ミセス』は、歌あり、コントありと複合的な構成が特徴であり、若い視聴者が「リアルタイムで見たい」と感じてチャンネルを合わせた要因となりました。何でもこなせるMrs. GREEN APPLEに対する期待感は非常に大きく、テレビ業界内では、彼らがかつての国民的アイドルグループ「嵐」のような存在になってくれるのではないかという期待が寄せられています。
今回の特番の成功は、Mrs. GREEN APPLEが音楽シーンだけでなく、テレビ業界においてもその影響力を拡大していることを示しています。今後、彼らがどのようにテレビの新しいエンターテイメントを創造していくのか、その活躍から目が離せません。
Mrs. GREEN APPLEの「テレビ×ミセス」は、若年層からの強い支持と高いコア視聴率を背景に、テレビ業界における新たな可能性を示しました。彼らの多才な魅力が、今後のテレビ番組制作にどのような影響を与えていくのか、引き続き注目が集まるでしょう。





