紀藤正樹弁護士が8日までにX(旧ツイッター)を更新。自民党の西田昌司参院議員が沖縄県糸満市の「ひめゆりの塔」の展示をめぐり、歴史を書き換えているなどとした3日の講演での発言と、7日に西田氏が「切り取られた記事が誤解を生んでいる」などとした会見について、紀藤氏は「”切り取りでない全発言”の映像」として琉球放送の報道を引用した上で「私の場合は、広島の平和記念資料館や”ひめゆり”で、戦争の悲惨さを学ばせてもらいました」とつづった。
西田氏は7日に会見し、発言について「私の意図と無関係に切り取られた記事が誤解を生んでいる。そこは遺憾」などとし、撤回しなかった。
紀藤氏は「重要:西田昌司議員の”切り取りでない全発言”の映像」として、琉球放送の報道を引用。このポストに「ひめゆり平和祈念資料館が、どんな展示をしているのか、知りたいと思います。そうでなければ、西田参院議員が、正しいのか間違っているのか、わからないと思います。なんとなく、そんな気がする」とのコメントが寄せられた。
紀藤氏はこのコメントに「そのとおりですね。ぜひ見てきてほしいです。私も西田議員と同じく、かって、ひめゆりの塔を訪問したことがあります。私の場合は、広島の平和記念資料館や“ひめゆり”で、戦争の悲惨さを学ばせてもらいました」とポストした。
「TBS NEWS DIG」に掲載された琉球放送による映像収録の記録では、西田氏は、戦後の歴史教育のあり方について「間違ってきた戦後の教育とかね、このデタラメなことをやってきたというのをやらなきゃいけない」との趣旨の主張をした上で、ひめゆりの塔について「何十年か前」に行ったことがあるとし「あそこ、今どうか知りませんけど、ひどいですね」「だから歴史を書き換えられるとこういうことになっちゃうわけですね」「沖縄の場合にやっぱり地上戦の解釈を含めてですね、かなりむちゃくちゃなこの教育のされ方をしてますよね」「流されてる情報が、何が正しいのかどうかということをですね、自分たちで取捨選択してそして、自分たちが納得できる歴史を作らないといけないと思いますよ」などと、発言している様子を伝えている。