アナ妻支援の無所属候補は「相当な執念」立民野田代表、衆院東京9区の公認前職への支持訴える


【写真】夫の街頭演説で支持を訴える、アナウンサー妻

 同区には、選挙区内で香典を配ったなどとして公選法違反罪に問われ、罰金40万円、公民権停止3年の略式命令を受けた後、今年7月に公民権を回復した自民党の菅原一秀・元経産相(62)が無所属で立候補している。菅原氏は衆院が解散された9日に自民党への復党が認められ、公示後の18日に自民党本部推薦、翌19日には公明党の第10次推薦の対象になるなど、与党の支援体制が日に日に強化されている。

 野田氏は、こうした経緯を念頭に「彼はずっとバッジをつけずに(公民権停止の)3年間頑張ってきたゆえに、相当な執念をもって国政に復帰しようとしている。だからものすごいデッドヒートになっているが、裏金問題も問題だけれど、公職選挙法違反だって問題ではないか」と指摘。「あんまり思い出したくはないけれど、高級メロンやカニを配ったりしている。自民党の政治文化は金をかけすぎで、回収しようとするから裏金をつくる。悪循環ではないか」と、菅原氏が指摘された問題を念頭に自民党政治への批判を強めた。

 「裏金議員も、いろんなものをばらまいた議員も、絶対許してはいけない。政治とカネの問題をこの選挙区で根絶しようではないですか」とも訴えた。

 一方、菅原氏は街頭活動や自転車遊説などを連日行い、支持拡大を目指している。これまでに親交がある高市早苗・前経済安保相が応援に入ったほか、今年5月に結婚したフリーアナウンサー岡安弥生(52)も、夫の選挙戦を支えている。

 東京9区には、日本維新の会新人の大河内茂太氏(53)、みんなでつくる党新人の大津綾香氏(31)も立候補している。



Source link