【ワシントン=阿部真司】米国のトランプ大統領は11日、ロシアのプーチン大統領がウクライナ側と前提条件なしで今月15日にトルコのイスタンブールで停戦に向けた協議を行うと提案したことについて、「ウクライナはただちに同意すべきだ」と述べ、協議に応じるよう求めた。
トランプ氏は自身のSNSで露側の提案について、「ウクライナは少なくとも合意が可能かどうか判断できる」と指摘し、「もし不可能であれば、欧州の首脳らと米国は現状を把握し、それに応じて交渉を進めることができる」と述べた。
プーチン氏を巡っては、「第2次大戦の勝利を祝うのに忙しい。ウクライナがプーチン氏と合意できるかどうか疑念を抱き始めている」との見方を示し、ロシアとウクライナによる直接協議の必要性を強調した。
この投稿に先立ち、同日未明にも自身のSNSでプーチン氏の提案について、「ロシアとウクライナにとって素晴らしい日となる可能性がある。私は両者と協力し続ける」と歓迎していた。