橋下徹氏“過激”持論も…日本学術会議のあり方めぐり「仕送り受けているろくでもない学生と同じ」


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 日本学術会議については9日の衆院内閣委員会で、今の「国の特別の機関」から国から独立した特殊法人に移行させる法案が、与党などの賛成多数で可決された。学術会議を国から切り離し、首相が任命する監事や評価委員を新設する内容が盛り込まれているが、学術会議側は、政府による監視が強まることで自由な活動ができなくなる恐れがあるとして、法案修正を要請。立憲民主、国民民主、共産、れいわ新選組などは反対した。同委員会では、学術会議の独立性や自律性を尊重し、監事や評価委員の権限が不当に拡大しないよう留意することを求めた付帯決議も採択された。

 橋下氏は、この1週間で注目したニュースとして、この話題を取り上げ、CMに入る前に「学術会議、もっと民主主義やガバナンスを学びなさい」と画面に向かって主張した。CM明けに、キャスターを務める梅津弥英子アナウンサーが衆院で可決された法案の内容に触れ、独立性を懸念する声も出ていることを紹介すると、橋下氏は「公金が入るなら公のチェックが入るのは当たり前じゃないですか。特殊法人ですから、組織のガバナンスとして評価委員会などがあるのは当たり前の話」と指摘した。

 「そもそも、お金をもらって、後は全部自由にさせてくれというのは、仕送りをもらっているろくでもない学生と同じですよ」と、“過激”な表現で例え、梅津アナが懸念を示す場面もあったが、橋下氏は「学術会議は学者さんが多いから、学生の気分が抜けないのかなと思えて、仕方ない」と、意に介さなかった。

 さらに「民主主義の国なので、公のチェックが入るのは当然。やり方の問題でも、ほかの特殊法人と比べても全然問題ない話だ」とあらためて訴え、「この議論は常に政治が悪で学者が善、学者が正しくて政治が間違っているという感覚でものごとをとらえているのではないか。学術会議といえども、人の集まりなので間違ったことも暴走もする(可能性がある)。だからこそチェックが必要」と、主張。「学術会議より中立性を求められる司法の世界でも、最高裁の裁判官は内閣の任命になっている。やり方はいろいろ問題はあるが、チェックは入るようにしている。民間企業でもそうですが、ガバナンスということを、学術会議は考えなきゃ。お金だけもらってあとは自由にさせてくれという世界は、この世の中にあるわけはないです」と、提言をまじえながら持論を展開した。



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