消費税廃止でれいわ高井氏熱弁も 時間超過で安住予算委員長ピシャリ「さらっと終わって」


■首相に消費税解散を

高井氏は消費税を「天下の悪法」と断じ、「日本だけ30年も経済成長しない原因は3度にわたる消費増税だ。1回の増税で消費の落ち込みは100年に一度のリーマンショックを上回る」と指摘した。

その上で「消費税は社会保障の財源といわれるがお題目に過ぎない。消費税総額7割が大企業のための法人税の穴埋めになっている」と主張した。

石破茂首相に対しては「消費税減税をやらないなら解散して問うべきだ」と提案したが、首相は唐突な「消費税解散」の訴えに対し「言及しない」と述べるにとどめた。

高井氏は財政健全化を図る指標として日本の対外純資産や経常収支などが高水準を維持していることを挙げ、首相に「堂々と国債発行し苦しんでいる人を救うべき」と尋ねていく。

■「首相のあきれた顔がテレビに」

高井氏に割り当てられた質疑時間は10分だが、開始9分で質問は首相に解散の考えを尋ねた1問のみ。

安住氏は「まもなく時間なので加藤財務大臣、さらっと答弁して終わってください」と冷淡な口調で答弁を促した。

加藤勝信財務相は「大事なことは市場参加者から財政の持続性に対する評価が下されること。政府として今後起こり得るさまざまな有事に備えて財政余力を確保することも重要だ」と答弁すると、安住氏は「これで高井くんの質疑は終わります」と終了を宣告した。

高井氏は納得いかない様子で「総理ですね、いま、そのあきれたような顔がテレビに映っていますからね。批判されて選挙に変わりますから」と首相に矛先を向けたが、安住氏は「終わってください」とピシャリ。

安住氏は、高井氏の態度が腹に据えかねたのか、高井氏が質問者席を離れた後も「時間を大幅に越していますから。厳重に注意します」と声を荒らげた。高井氏は自席から「財務大臣の答弁が長過ぎる」と不満をごちた。



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