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中国・上海市の裁判所は13日、50代の日本人男性について、「スパイ活動を行った」として、懲役12年の有罪判決を言い渡しました。
50代の日本人男性は、2021年12月に拘束され、その後、国家安全に危害を与えた罪で起訴されていました。
上海にある日本総領事館によりますと、上海市の裁判所は13日、この男性について、「スパイ活動を行った」と認定し、懲役12年の有罪判決を言い渡しました。
公判は総領事らも傍聴したということです。判決を受け、日本大使館は中国政府に対し、男性の早期釈放や司法プロセスの透明性の確保、男性に対する人道的な扱いを求める申し入れを行いました。
中国では反スパイ法が施行されて以降、アステラス製薬の社員が拘束されるなど、取り締まりの強化に懸念が広がっています。