アメリカと中国が関税の引き下げで合意したことを受け、日経平均株価は大きく上昇し、およそ1カ月半ぶりに3万8000円台を回復しました。
【動画】米中が共同声明 双方が追加関税のうち115%を引き下げ 協議は継続
市場関係者は、アメリカと中国が合意した「115%」の関税引き下げは、「誰も予想していなかったサプライズだ」と話しました。
きょうの日経平均は、およそ1か月半ぶりに3万8000円台を回復し、上げ幅は一時800円を超えました。
アメリカと中国の”合意”発表を受けて、世界の景気後退への警戒感が和らぎ、12日のニューヨーク市場でダウ平均株価が1100ドル以上、大幅に上昇するなどしました。
その流れから、日本でも半導体関連株を中心に、多くの銘柄が買われました。
ただ市場関係者からは、米中の関税引き下げには期限もあることから、「危機は減ったが、なくなったわけではない」という声が聞かれます。
さらに、今後予定されている日米の関税交渉で、自動車をめぐりどのような進展があるのかが注目されていて、市場には引き続き警戒感が残っています。
テレビ朝日報道局