ヘンリー王子はイギリス王室を離脱後、警察による警護の対象から外されたことを不服として裁判を起こしたものの、先ごろ行われた控訴審でも訴えを退けられ、これ以上は争わない考えを明らかにしたばかり。
【写真】どうみても「仲良し」にみえる、ヘンリー王子と兄ウィリアム皇太子
その直後、ヘンリー王子は単独で『BBC』の独占インタビューに応じ、自身の家族や王室、政府を痛烈に非難。“衝撃的”ともいえるいくつかの発言をした。その中のひとつとして特に批判を集めたのは、インタビューの中で父であるチャールズ国王のがん治療について語ったシーンで「父の余命があとどれくらいか分からない」と述べた件。この発言はチャールズ皇太子の健康状態に関する憶測を呼んだとして、各メディアから厳しく批判された。王子がそうした行動に出ることは、王室やその関係者たちにとって、勿論うれしい話ではない。
またしても緊張が高まる最近の状況について、王室に近いある人物は『ニューヨーク・ポスト』紙のゴシップコラム『ページ・シックス』に対し、次のように語っている。
「要するに、王室の誰ひとりとして、彼を信用する人はいないということでしょう」
「(ロイヤルファミリーは)王子とメーガン妃を信用していません。そのため、関係を築くことができないのです」
「許すことと信頼することは別のこと」だとするこの関係者は、ロイヤルたちは2人を許すことができたとしても、問題を忘れることはできないだろうとの見方を示している。
また、ヘンリー王子は「状況を変えられるのは父のチャールズ国王」だと考えており、メッセージを送っているものの、返事をもらうことはない状態だという。警護の件を含め、話し合いを求めたにもかかわらず、国王は王子と話そうとしなかったとされている。
いっぽう、『ページ・シックス』がこうした関係者の発言を伝える1週間ほど前にはアメリカのニュースサイト『デイリー・ビースト』が兄のウィリアム皇太子について、「いずれ国王となれば、ヘンリー王子とメーガン妃から、夫妻に与えられた称号を剥奪する考えだ」と報じている。それは、皇太子による「報復」あるいは(個人的な感情に基づく「復讐」)だという。
別の王室の関係者はウィリアム皇太子について、こう述べている。
「皇太子は、これ以上ないほどヘンリー王子とメーガン妃を嫌悪し、軽蔑しています。2人は一家(ウィンザー家)が象徴するあらゆるものに背いたと考えています。その彼らが王室から与えられた身分を名刺代わりに使用していることが、皇太子を激怒させています」
「『ウィリアム国王』が、この状況に耐える理由はひとつもありません。皇太子は、即位すればすぐに、彼らの肩書を剥奪するでしょう」。
From COSMOPOLITAN US