【AFP=時事】ウクライナ空軍は16日、米国製のF16戦闘機1機を喪失したと発表した。
【写真】供与のF16墜落、パイロット死亡 ウクライナ(2024年8月)
ウクライナがF16戦闘機の喪失を認めるのは2回目。これまでに受領した機体数については明らかになっていないが、ロシアによる侵攻に直面するウクライナにとって同機は貴重な戦力であり、その喪失は大きな打撃となる。
空軍によれば、喪失が公表されたF16戦闘機は16日早朝、ロシアの攻撃に対して出動し、その後に通信が途絶えた。
また「同機は航空機関砲を用いて空中目標3機を撃破したが、4機目への対応中に機内で緊急事態が発生した」と説明。パイロットは無事に脱出し、調査委員会が設置されたことを明らかにした。
ウクライナがF16戦闘機の喪失を初めて認めたのは2024年8月。ロシアのミサイル攻撃を退ける作戦中が墜落し、パイロットが死亡したと発表した。
今年4月にはロシアがF16の撃墜を主張している。ただ、ウクライナ側はこれを認めていない。【翻訳編集】 AFPBB News