◇主演映画「かくかくしかじか」初日舞台あいさつに登壇
俳優田中圭(40)との不倫疑惑が報道されている女優永野芽郁(25)が16日、東京都内で、主演映画「かくかくしかじか」(関和亮監督)の初日舞台あいさつに登壇し、映画のアピールと騒動に対して「お騒がせしてすみません」と謝罪の言葉を届けた。
舞台あいさつは2回行われたが、どちらもチケットを購入した一般客のみが参加。報道陣シャットアウトという異例のイベントとなった。
4月下旬に「週刊文春」に田中との不倫疑惑などを報じられ、いまや”渦中の人”となった永野。双方の事務所は疑惑を否定。永野は4月28日深夜に放送されたパーソナリティーを務めるニッポン放送「永野芽郁のオールナイトニッポンX(クロス)」(月曜深夜0時)で自身の言葉でリスナーに謝罪した。
その後、5月8日発売号で”文春砲第2弾”が放たれ、田中との親密な関係がうかがえるようなLINEのやりとりやツーショット写真が掲載されたが、双方の事務所は「そのようなやりとりはしていない」と否定。その後も永野は「オールナイトニッポンX」やTBS系ドラマ「キャスター」に出演している。
この日の舞台あいさつでは、永野の出席が注目されていたが、結局”マスコミ遮断”という形に落ち着いた。本来、映画の初日舞台あいさつは、宣伝のため報道陣を呼び込み大々的にアピールする絶好の機会だが、渦中の永野が公の場に登場するとあって報道陣を呼び込まないという判断をしたとみられる。
初回の舞台あいさつを見た観客によると、永野は黄色いワンピースで登場。男女半々くらいの割合でほぼ埋まった客席を見渡し、冒頭は普通に「本日はお越しいただきありがとうございます」と語り、観客から温かい拍手をもらったという。
エピソードトークなどを披露した後、最後のあいさつで永野は「このたびは一連の報道でお騒がせして、関係者にご迷惑をおかけしてすみません」と謝罪。涙で言葉を詰まらせ後ろを向くと、客席からは「頑張って芽郁ちゃん」と声が上がった。
そのとき、共演の大泉洋(52)がハンカチを差し出し優しくフォローしたという。言葉を発せなくなった永野に代わって永野のものまねで笑いを誘い、その場の空気を和ませ、温かなムードで約30分のイベントは終了したという。
他の参加者も「大泉さんがトークを盛り上げていて、すごい温かい空気のイベントでした」と話し、永野の涙について「いろいろな思いがある中、優しい空気で初日を迎えられたことに対しての涙だったのかもしれませんね」とうなずいた。
中日スポーツ