埼玉県の三郷市で小学生4人がけがをしたひき逃げ事件で、現場から逃走した車が15日に三郷市内で見つかりました。車が見つかった場所は、事故現場から2キロほど離れていました。近隣の住民によりますと、事故の前にも同じ車が何度か止まっていたことがあるということです。
■住宅街の敷地に車を発見
小学生ひき逃げ事件から丸1日以上経った15日夜、事件は急展開を見せました。
車を目撃した住民
「はっきりと覚えているのは、3日くらい前から車があったのを覚えている」
押収されたグレーのSUV。バンパーの右側には、こすったような傷跡が残されていました。
近隣住民
「びっくりだよね。川口ナンバーって言っていたから、まさかこんな近くで。きょうもずっとニュースで流れていたので」
「(Q.まさか?)(車が)ここに止まってるんだって感じ」
「(Q.怖いですよね)怖いです」
車が置かれていたのは、男子児童4人がひき逃げされた現場から、わずか2キロしか離れていない住宅街でした。
埼玉県三郷市で14日、小学生10人の列に車が突っ込み、4人がけがをしたひき逃げ事件。
車に乗っていた男
「ごめんね。ここは邪魔だから違う場所に行くね」
車に乗っていた2人の男は、子どもたちに三郷中央駅方面に行くと言い残して、現在も逃走中です。
警察によると、防犯カメラなどから車の所在を特定し、15日昼、事故現場からおよそ2キロ離れた住宅街の敷地に止まっていた車を発見したといいます。
捜査関係者によると、車に乗っていたとみられる2人の男は、車内にはいなかったといいます。
細い路地の先にある敷地に止められていたグレーの大型のSUV。近所の人によると、同じような車がここに止められているのは、今回が初めてではないといいます。
近隣住民
「自分はあそこの駐車場に入れる時を前に見た。結構前ですね。2、3カ月は前じゃないかな」
「あの車って確証はないけど、SUVの車をあそこの駐車場に入れているのは見た。狭いのにあんなデカい車よく入れられるなと見ていた」
同じ車かどうかは分からないといいますが、1〜2年くらい前から、月に1〜2回大型のSUVが止められていたといい、駐車する際に何回も切り返しているのが目撃されています。
グレーのSUVは作業開始から1時間以上かけ、敷地から運び出されました。