「どのシーンで着るの?」ワークマン《不審者パーカー》売り切れ続出の裏に消費者意識の変化


【不審者と見紛う?】フードをかぶり、顔面をすっぽり覆い隠して着た状態

 ちまたで使われるキャッチーな呼称は、日焼け防止のために顔をすっぽり覆うことができる、その独特なデザインからきている。

 紫外線が気になるこれからの時季に重宝しそうなこの商品、開発の狙いを聞いた。

 「『レディースクールUVサンシェードパーカーEX』(以下、サンシェードパーカーEX)は今回初めて発売した商品です。想定を大きく超える売れ行きとなり、希望されながらお買い求めできなかった方にはご迷惑をおかけしました」

 開発部門の責任者・多賀寛悦部長(製品開発部第4部、以下発言は同氏)はこう話す。

 同商品は「WorkmanColors」(店舗数は約90店)を中心に販売するが多くの店舗で品切れとなった。筆者が「WorkmanColorsイグジットメルサ銀座店」(東京都中央区)を視察した際も同品はなく、別のパーカーを手に取る女性が多かった。今回は2万2000枚を販売したが、限定生産のため追加発注はできないそうだ。

 またサムホール仕様で手の甲もすべて隠れ、素材はUVカット(UPF50+/紫外線遮断率95%以上)機能付き。着るとひんやりする接触冷感になっています。

 顔まですべて隠せるようにしたのは、『日差しが強い日に自転車に乗る時はサングラスをかける』という声も多く、それなら“すっぽり覆えるデザインにしよう”と考えたのです」



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