JA全中トップは「コメ価格は決して高いと思わない」…JA全農山形は「お米は高いと感じますか?」で大炎上 “解体論”まで飛び出す農協と消費者との温度差


【写真】コメ価格「高くない」発言が取り沙汰されるJA全中「山野徹会長」。なぜか記者会見でコシヒカリをほおばったことも

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「JA山形の広告がやり玉に挙げられた理由の一つは、田中組合長の寄稿と同じく比較対象の問題でした。《ごはんお茶碗1杯の価格は約49円。菓子パン約231円、カップ麺約187円、ハンバーガーは約231円》との記述があったのです。菓子パンなら100円台も珍しくありませんし、ごはん1杯49円も首を傾げる価格です。三菱総合研究所が4月3日に配信した記事によると、2月の小売物価統計『コメ5キロ=4363円』で計算するとコメ1杯は57円。この価格だとパンやパスタのほうが安い場合があると明らかにしたのです(註3)」

 そして“ラスボス”として登場したのがJA全中(全国農業協同組合中央会)の山野徹会長だ。5月13日の定例記者会見で現在のコメ価格は「決して高いとは思っていない」と言い放った。

「JA全中は公式サイトで『わが国のJAが結集した組織』と書いています。要するにJAのトップとして君臨しているのが山野会長なのです。備蓄米の放出では入札が実施されましたが、その9割をJAが落札しました。ところが、いつまでたっても都市部のスーパーに備蓄米は並びません。さらにメディアの詳報でコメ農家が価格高騰の恩恵を全く受けていないことも明らかになりました。今、国民はJAの存在意義を問うていますし、SNSにはJA解体を求める投稿が殺到しています」



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