【台風19号】東日本大震災で地盤沈下、雨に弱く 石巻9000棟浸水

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台風19号で冠水した阿部孝博さんの自宅周辺=10月13日、宮城県石巻市(阿部さん提供)

台風19号で冠水した阿部孝博さんの自宅周辺=10月13日、宮城県石巻市(阿部さん提供)

 東日本大震災で関連死を含め3972人が犠牲となった宮城県石巻市では、台風19号で床上321棟、床下9216棟の浸水被害が出た。震災で45~115センチほど地盤沈下し、雨水を川や海に排出しづらくなっている上、仮設の排水ポンプが処理能力を超える降雨量で一部利用できなかった。亀山紘市長は「非常に雨に弱い町になっている」と危機感を募らせる。

 「雨が降るたび不安になる。本当に疲れた」。70代の女性は床上浸水に3度見舞われた。震災の津波は高さ180センチまで到達。約1000万円かけた修理が終わりかけた半年後にも大雨で浸水し大規模半壊した。

 台風19号でも約45センチ漬かった。修理は最低限にとどめたが費用は約200万円。「この年齢では別の場所に家を建てられない。市は対策を取ってほしい」と指摘する。地盤沈下で冠水しやすくなった現状に、市は河川氾濫などを防ぐ堤防を設置した上で排水ポンプ場を11カ所新設する計画だが、完成は2カ所にとどまる。

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