1990年代にグラビアアイドルとしてデビューし、天真爛漫なキャラクターで芸能界を席巻したタレント・山田まりや(45)。2008年、報道陣などにも囲まれて山田とド派手な結婚式を挙げたお相手は、舞台俳優・草野とおる(57)だった。
夫婦は5年ほど前から別居を始めたという。山田は別居の理由について、「2人が前向きにいられるように」と事情を明かしたが、草野は何を語るのか。NEWSポストセブン取材班は草野がひとりで生活する田舎町の一軒家を訪れた——。【全3回の第3回。第1回から読む】
「仕事や将来についての意見が噛み合わなくなった」——そう語った山田のInstagramには、子供の海外留学支援など、煌びやかな投稿がズラリと並ぶ。一方の草野は、神奈川県・相模原市の田舎に身を寄せていた。
古い一軒家の敷地内には家庭菜園があり、耕された土に作物の苗が植わっている。取材班が現地を訪れると、ヤッケ姿で家から出てきた草野は、「わざわざこんなところまですみません」と日焼けした笑顔で記者を迎えたのだった。
——山田さんから、別居について話を聞きました。
「別居自体はまさに5年ほど前からですかね。ここに来たのはつい最近で、今年の3月からなんですよ。それまでは息子が小学生だったこともあって、お互い近くのマンションに住んでいました」(草野、以下同)
——改めて、なぜ別居になったんでしょうか。
「息子が大きくなるから3LDKに住みたいという話だったんですが、私もコロナで仕事が全部なくなったり、収入面でも不安定だったので、それは無理だと。それで、2人が別のマンションに賃貸で住み始めたんです」
——ここに3人で住むという選択肢はないのでしょうか?
「(少し笑いながら)それは、だって無理でしょう。彼女はずっと都会で暮らしてきたから、流石にこんな田舎は無理だろうってなりましてね。仕事する上でも都会にいたほうが都合がいいでしょうし。妻も今、新しい仕事を全力で頑張ってますんで。
でも私としては、舞台や音楽の仕事がメインなので都会に常にいる必要もない。もともと青森の田舎生まれですし、収入もままならないので、田舎で農業でもしながら節約して暮らそうと、無駄遣いはしないように生きようと考えたんです。
都内だと、稽古場を借りるだけでも高いんですよ、田舎のほうが稽古場も安いですしね。息子にも田舎暮らしを体験させてあげられるし、農業だって勉強になるはずですから。息子も喜んで、たまにきて一緒に暮らしているんです」