パキスタンが実戦で示した中国戦闘機J10Cの性能に台湾震撼「竜の爪があらわになった」


【写真】パキスタン空軍のJ10C戦闘機

 J10Cは中国空軍の主力戦闘機で、2003年から運用してきたJ10単発・多目的戦闘機の最新改良型。中長距離空対空ミサイルを搭載できるだけでなく、戦闘機の「眼」となるAESAレーダーを搭載している。メーカーの中国・成都飛機工業集団は「J10Cは最新レーダーと高級電子戦装備を有する4.5世代戦闘機で、フランスのラファールや米国のF16ブロック70などと性能は同等」とPRしてきた。中国の友邦であるパキスタンの空軍は36機のJ10Cを保有している、と中国の軍事専門メディア「軍武科技」は伝えた。

 中国製防空兵器の長所は「単品性能」よりも「ネットワーク連動性」にある、という分析も出ている。中国のあらゆる軍事装備は統合データリンクで連携されており、状況認識および対応速度に優れる。実際、パキスタンの防空網はほとんど中国製で構成され、「互換性」が高いとの評価だ。中距離防空には「紅旗16A(HQ16A)」の輸出型である「猟鷹80(LY80)」を投入しており、短距離防空には「紅旗7(HQ7)」の輸出用である「FM90」を10基以上保有すると推定されている。反面、インドはフランス・ロシア・イスラエルなど複数の国の兵器システムが混在しており、有機的な連動システムを組めずにいるといわれる。



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